離婚を拒み続けた相手方配偶者と年金分割なしの和解離婚が成立した事案

  • cases143
  • 2017年11月15日更新
男性
  • 50代
  • 男性
  • 会社員
  • 離婚
  • 訴訟
  • 財産分与
  • 年金分割
  • その他
  • 請求をした
  • ■配偶者の年齢・職業 50代 [主婦]
  • ■婚姻期間 20年以上
  • ■離婚原因 性格の不一致
  • ■子供 1人
  • ■解決までの期間 約1年3ヶ月

ご相談に至った経緯

ご相談者は過去にも1度離婚調停及び離婚訴訟を試みており、その際にはまだ婚姻関係が破綻するに至っていないということで、敗訴となっていました。今回は同じ思いをしたくないという強い思いで、ご相談にいらっしゃいました。

ご相談内容

なんとしてでも離婚したいというのがご相談の内容でした。

ベリーベストの対応とその結果

離婚原因は性格の不一致ということで、一般的には相手の同意がなければ離婚は難航することが見込まれる内容でした。一方で、単身赴任を契機とするとはいえ別居期間が長くなってきていること、前回も裁判まで起こしており離婚の意思が強く、前回裁判後も別居を継続していること、などから、再度裁判を起こせば、婚姻関係が破綻しているとして離婚判決を得られる見込みがあると判断し、離婚裁判を提起しました。

当初は相手方は絶対に離婚に応じないので判決で良い、という態度でしたが、裁判官の心証が原告勝訴であったこともあり、離婚を前提とした和解の話し合いとなりました。
ご相談者は年金分割を避けたいご意向であったため、その点を中心に話を進め、財産分与を多めに渡すことで、年金分割をしないという内容の和解離婚を成立させることができました。

【解決のポイント】
本件のご相談者様は2度目の離婚裁判でしたが、1度敗訴したからといって2度目もダメと言うわけではありません。
今回は離婚が成立した上、相手方と話し合いを重ねることで年金分割を阻止することもできました。

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